名前
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猪剛鬣、観音菩薩がつけた法名は猪悟能、三蔵がつけたあだ名が八戒(8種類の食べ物を断っていたことから。猪はブタの意味。)
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出身
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福陵山雲桟洞
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略歴
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前世は遊び好きの人間だったが、偶然、一真人に出会い修行する。修行を終えて天に昇り天府に到る。玉帝に引き立てられ、天蓬元帥の官位を賜(たまわ)る。天蓬元帥として八万の水軍を率いて天河を管理するが、蟠桃の会で酔っ払って嫦娥(月に居る女神)にからんだため、職を首になって下界に落とされる。間違ってブタの胎内に生まれた後、母ブタをかみ殺し、福陵山を占領して人間を食べて暮らしていた。観音菩薩にめぐり遭い、善道を教えられ、猪悟能という法名を授けられて仏教に帰依する。その後、烏斯蔵国は高老荘の高太公の三番目の娘、翠蘭の入り婿となる。三蔵と悟空が高老荘に立ち寄った際、女房(翠蘭)と別れて三蔵の二番目の弟子となる。悟空とともに三蔵を守って西天へ取経の旅をする。道中では主に荷物担ぎを担当し、たまに悟空とともに妖魔と戦ったりしたが、負けて妖魔に捕まえられることも多かった。最後は、如来にその功績が認められて「浄壇使者」となる。
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容姿
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顔はブタのようで、口は突き出て、耳は扇のようで大きい。首には鬣(たてがみ)が生えている。 |
武器
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九歯のまぐわ(重さは5,048斤) |
技能
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36種類の変化の術。雲に乗ることができる。水中での戦いに強い。
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性格
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大食漢。がさつ。女好き。しばしば「呆子」と表現される。
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